ぜんまい知恵袋〜時計の疑問に答えます〜/第5回 自動巻きが止まったら

A:自動巻きムーブメントの多くには、自動巻き機構と手巻き機構を連結、カットするデクラッチという部品が搭載されています。そしてデクラッチが付いた自動巻き時計においては、による自動巻きとを用いた手巻きを比較すると、後者の巻き上げる力がはるかに強いため、デクラッチに掛かる負担も自動巻き時より大きくなります。そしてETA2892A2を筆頭に、現在使用されているデクラッチの多くは作りが簡素なため、大きな負荷をかけるとそれだけ故障のリスクも上がります。あくまで個人的な見解ですが、のL.U.Cなど、一部の例外を除いて自動巻きムーブメントを載せた腕時計の手巻きは、時計が動く程度にとどめた方がいいと思います。