銀座ブティック10周年で振り返る 〝決して立ち止まらない〟 男たちの夢の形

A.ランゲ&ゾーネの銀座ブティック10周年を祝す記念イベントが、2月25日に同ブティックで開催された。
ブランド復興までの歩みと、同社が持つ独自の技術力についてドイツから駆けつけたギズベルト・L・ブルーナー氏が語った。  「A.ランゲ&ゾーネの復興を語るうえで欠かせない人物、ギュンター・ブリュームラインについて、まずは話しましょう。1980年代、ジャガー・ルクルトとIWCの親会社、LMHで会長を務めていた人物です。彼は1989年、ベルリンの壁が崩壊するのを目の当たりにしてひとつのビジョンを得ました。かつてのドイツ時計ブランド、A.ランゲ&ゾーネを復興させようと。そして彼は、創業者の曽孫、ウォルター・ランゲにこの話を持ち掛けます。ウォルターはさぞかし喜んだことでしょう。自分の曽祖父がつくった家族企業を復活させることは、ウォルターにとっても長年の悲願でしたから。そして、ウォルターの同意を得た後、ブリュームラインはLMHの親会社であるマンネスマンのアルベルト・ケックに相談をします。A.ランゲ&ゾーネを復興させたいのだが、マンネスマンにその資金はあるだろうか、と。幸いなことに、ケックはマンネスマンで働く前は、時計師としての勉強をしていたため、この話に賛同してもらえました」