INSIDE CHANEL ─〝完璧〟を紡ぐ人々─ DAY.1

シャネルという会社を見ていると、今なおガブリエル シャネルが生きているのではないか、と思うことがある。パッケージングの妙、ディテールに対する執念、そして、それを感じさせない軽やかさ。ガブリエル シャネルが自らの人生を短く語ったように、シャネルも自らを語るために言葉を費やそうとしない。しかし、待っていると僥倖もある。ある日、筆者のもとにメールが届いた。曰く「お時間があるなら、シャネルのウォッチメイキングをご覧になりませんか」。