パテック フィリップの価値を高めるもの、ブランドの成功につながる7つの理由

 パテック フィリップは時計作りのすべての側面において、手巻きの2針時計に始まり、第2時間帯表示や年次カレンダー、クロノグラフなどのコンプリケーション、トゥールビヨン、スプリットセコンドクロノグラフ、ぞしてミニット・リピーターに至るグランド・コンプリケーションまで、その粋を極めてきた。手から手へと受け継がれる技術を極めた職人のクラフツマンシップが、現代のハイテク工作機械と融合しているのである。
 このレベルの専門性は一夜にして成し遂げられるものではない。パテック フィリップはその180年近くにも及ぶ歴史の中で、絶えず時計を作り続けてきた。そして、その結果として豊富な経験と職人技が世代から世代へと受け継がれてきたのである。

 パテック フィリップはこのように語られる伝統を持ちながらも、そのマニュファクチュールは過去にとらわれてはいない。むしろ、この会社は伝統的な時計作りの技術を維持しつつも、新しい素材や技術、製造工程への投資を惜しまなかった。パテック フィリップはまた、2015年のパイロットウォッチ「カラトラバ・パイロット・トラベルタイム」など、新しいデザインを世に送り出す選択肢を常に自ら選んできた。
 高品質な時計作りはパテック フィリップにとって、最も大切な要素である。会社全体がそのためにデザインされているといっても過言ではない。2009年のパテック フィリップ・シールの導入によって、その品質は業界基準を超える厳格な規定に基づくことになった。その水準を適用する対象は時計そのものだけに留まらない。パテック フィリップは販売員から時計師、カスタマーサービスのスタッフのトレーニングにも最高レベルの基準を設定し、販売からアフターサービスまで徹底的に品質を追求しているのである。
 パテック フィリップは1839年に創業し、その後も現在4代目に至るスターン一族によって経営されてきた。これによって経営哲学とポリシーが高い一貫性のもと実施されてきたのだ。またこれにより、株主の意思による極端な経営方針の変更を防ぐことができ、理想に掲げてきたかたちをほぼ確実に受け継いでいくこともできる。これらによって以降で述べる理由6、7に着実につなげていくことができる。
 パテック フィリップを購入する人は、将来的にそれを売ることになったとしても、ほとんど損失が出ないであろうということを知っている。個々のケースを想定することはできないにしても、その多くが時を経ることによって、時計の価値が上がりさえする可能性もあるのだ。これは多くの人が純粋に自身の楽しみのために時計を購入し、すぐに転売することを考えていないとしても、非常に安心できる要素である。
 マニュファクチュールの手仕上げによる装飾は、技術面においても様式的にも非常に高い仕上がりである。歯車のような目立たないパーツにさえ、40から60もの工程を要することを特筆する。エナメル装飾、繊細なエングレービング、ジェムセッティング、象嵌細工のような、職人による工程はとても重要な役割を果たしている。
Contact info: ㉄パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター Tel.03-3255-8109