シーラホールディングス会長 杉本「再起を掛けた男の情熱とこだわり」4

24歳で不動産会社エスグラントコーポレーションを立ち上げ、28歳のときには不動産業界で最年少の上場経営者となる。しかしリーマン・ショックのあおりを受けて、30歳で400億円もの負債を抱えて、民事再生法を申請。杉本氏も自己破産をする。すべてを失った中で多くの人に支えられ、その後民事再生手続を完了。2010年にシーラホールディングスを立ち上げて同じ不動産ビジネスで再起を期す。現在は売上高100億円を超えるまでに成長している。波乱万丈な運命を背負いながら、そこで学んだことはビジネスだけではなく、モノ選びにも生きているという。 広田:5本のデイトナからは、ぶれない姿勢が伝わります。杉本:代わり映えしませんね(笑)。でもビジネスでも、売り上げ100億ちょっとの会社ですが、納得できる仕事をやって、自分たちの充実感があります。自分で作ったものを自分で売る。現場所長なんかは、僕が現場に行くとものすごく嫌そうな顔をするんですよ(笑)。細かいことを指摘するので。建築家でもないのに何なんですかと嫌味を言われたこともある。でもそれは僕にとっては褒め言葉で、お客さんにとっては一生に一度の買い物になるかもしれないし、全部屋を細かく見て回ります。そういう仕事を自分なりに納得してやっているのが、お客様に対する敬意だし、それが自分の仕事につながっています。広田:モチベーションになっているんですね。